天上に咲く花

ぐうの散歩でみつけた白い曼珠沙華。彼岸花という名前がポピュラーですが、別名が驚くほどあります。ユウレイバナ、キツネノタイマツ、テンガイバナなど。シビトバナなど不吉な名前も。

美しい花なのに、とちょっと調べてみたところ、仏教でいう「曼珠沙華」は白くやわらかな花という意味。

学名は「Lycoris radiata Herb」。

リコリスはギリシャ神話の海の精に因むとも言われているようです。ギリシャ神話では、海の老人ネーレウスの50人の娘ネレイド(海の精)のうちのひとり、とありました。

彼岸花と天空に咲く花、不吉な名前と妖精の名前。有毒性がある一方で、毒を除去すれば救荒食になるなど、相反するものを内包する不思議な花です。